【サンデー感想•考察】名探偵コナン FILE.1116『山中の雨宿り』|〜ネタバレ注意〜

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どうも、シオ兄(@conan_sio2)です。

 

今回は、2023年8月23日サンデー39号掲載の名探偵コナンFILE.1116の感想と考察を書いていこうと思います。

前回の連載が2023年6月21日なので、2ヶ月ぶりの本誌再開です。

 

以下、最新サンデーの内容が含まれますので、単行本派やアニメ派の方はご注意ください。

 

今回の流れ

前回の話の続きで、新幹線で大阪から東京に来た服部平次と遠山和葉は、毛利蘭とコナンに連れられ鷲雄山に登山にやってきました。

どうやらこの鷲雄山の山頂は絶景スポットになっており、そこから眺められる富士山に沈む夕焼けが綺麗とのこと。

平次と和葉を大阪から東京にわざわざ呼び山登りをさせたのは、この二人を絶景スポットで告らせてカップリングするという目論見があってのことのようです。

また、山登りをすると言えば、紅葉がついてくるといっても途中で諦めてくれそうだからという理由もあるようですが、東京でかるたの試合があるというのは本当だったみたいで紅葉は来ませんでした。

蘭は2人がいい雰囲気で山登りをしていることに満足げな表情を浮かべつつ、5人で山頂を目指して登っていると途中で雨が降ってきました。

和葉は傘を持ってきていましたが、その傘には和葉と蘭とコナンの3人が入るので精一杯。

平次・小五郎はずぶ濡れ状態です。

雨宿りできる場所を探していると、ちょうど目の前に昇楽寺というお寺を見つけました。

雨宿りさせてもらえないかと昇楽寺の住職(哲進和尚)にお願いすると、普段は葬式や法事以外では仏像目当ての来訪者ばかりということでその珍しさもあり快諾してくれました。

中に通されると、哲進和尚に指示を受けた僧侶の賢哲がお茶を、頓哲が体を拭くタオルを5人に差し出しました。

しばらく止まなそうな雨を見ながら残念がる和葉と蘭でしたが、昇楽寺から見える夕日も有名で穴場の映えスポットになっていると賢哲が教えてくれました。

ほっと一安心した和葉は、以前「話がある」と言っていたことが何かと蘭に尋ねます。

”うまく行く”までは言わないでおこうと思っていた蘭でしたが、自分と新一が付き合う事になったことを打ち明けました。

今までそのことについて何も言われてこなかった和葉は、もうダメになってしまったかと心配していたようで、二人が付き合うことになったことを聞いて喜びました。

自分達がうまく行ったことで、なんとか和葉たちも結ばれてほしいと思った蘭は、新一に電話で和葉と平次のことを聞いてみたら「オレの推理が正しければ服部が和葉ちゃんを好きなのは間違いねーよ!」と言われたことに加え、今回この山登りに平次がついてきたのもやはり好きだからなのでは?と自分の”ラヴの予感”を伝えます。

そんな話をしていると、平次と小五郎が上裸で現れます。

照れた表情の蘭と和葉、そしてムスッとしたコナン。

傘に入れなかった平次と小五郎の洋服はずぶ濡れで、今乾燥機で乾かしてもらっている最中とのこと。

ちょうど頓哲が乾かし終わった洋服を持ってきましたが、洋服を脱いで入れたカゴに一緒に入れたはずの平次のお守りがありません。

頓哲もその所在は分からず、和尚も賢哲もお守りは見かけていないようです。

そこでコナンが「もう一人の人にも聞いてみて!このお寺…もう一人誰かいるよね?」と尋ねました。

それを聞いた和尚、頓哲、賢哲は青ざめた表情を見せ、なぜそれを知っているのかと聞き返しました。

コナンは洗面所に歯ブラシとコップが4つあったからと答えると、5日前から姿を忽然と消した勘哲という僧侶がいたことを話しました。

隠れてタバコを吸っていたので折檻部屋にしばらく入れていたが、人魂が折檻部屋への階段を登っていくところを賢哲が見たとのことで、勘哲がいなくなったのは紅蓮髑髏に攫われたからだと言いました。

和尚が言うには、その紅蓮髑髏というのは人魂と共に現れ悪さをした輩を攫って魂を食い尽くしその抜け殻を置いて去っていくというこの鷲雄山に伝わる魔物のことだそう。

しかし所詮は伝説、寺に迷い込んだ蛍か何かだろうと和尚は付け足しますが、頓哲は森の中で人魂を見た人がいると聞いたことや実際に遺体も見つかっていると、その紅蓮髑髏を信じている様子。

そんなのいるわけないと和尚は諭し、コナンたちに茶菓子を出すよう促します。

 

小五郎がトイレを終え部屋に戻ろうとしている時、折檻部屋へと続く階段から鉄の玉のような物が転がり落ちてきたことに気付きます。

誰かいるのかと小五郎はその階段を登り折檻部屋へと入りました。

トイレからなかなか戻ってこない小五郎を心配する蘭でしたが、ちょうどその時悲鳴が聞こえます。

声のする方へ行くと、折檻部屋へと続くその階段を登るように人魂らしい影が見えます。

平次とコナンがその影を追うように階段を登り折檻部屋へ入ると、僧侶が一人横に倒れて亡くなっていました。

 

気になる点の振り返り

鷲雄山

これはおそらく東京にある高尾山のことでしょう。

”鷲”というワードを見て、謎の老人がついていた杖の取手のことが頭に浮かびましたが、これはさすがに無関係か?

 

仏像

コナンたちが雨宿りのために入らせてもらった昇楽寺という寺には、仏像目当ての来訪者がたくさん来るそう。

この”仏像目当て”という和尚の言葉にコナンは反応します。

この後の話の伏線になるニオイがしますね。

 

消えたお守り

お守りが無くなったのも気になります。

折檻部屋で人が亡くなっていた事件に絡んでいそうですね。

寺のどこかでお守りが見つかり、そこにお守りがあるということは、あの人が犯人である証拠だ!的な・・・

 

鉄の玉

小五郎が拾った鉄の玉は、おそらく人魂トリックに利用したものか、あるいは折檻部屋で人が倒れて亡くなっていたことに関するトリックに利用されたものでしょう。

 

考察

今回の件、犯人はおそらく和尚か頓哲でしょう。

賢哲は実際に人魂(に見えるようなトリック)を見たことがある描写があるので犯人ではなさそうです。

となると残りの二人が怪しいのですが、今のところどちらかを断定できる材料はありません。

ですがおそらく平次のお守りがこの事件のキーになると思います。

カゴに入れたはずのお守りが無くなっていたことは十中八九事件に関わっているでしょう。

また、紅蓮髑髏という伝説があるのも、そのような怖い話でこの鷲雄山(もしくは昇楽寺)から人を遠ざけるために作ったのではないかと考えられます。

となると、森の中で遺体が見つかったのも、その伝説に信憑性を持たせるために誰かが行った仕業かもしれませんね。

なぜ遠ざけたいのか、仏像が関係しているのでしょうか?

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