どうも、シオ兄(@conan_sio2)です。
今回は、2023年8月30日サンデー40号掲載の名探偵コナンFILE.1117の感想と考察を書いていこうと思います。
折檻部屋で亡くなっていた一人の僧侶と消えた小五郎。
小五郎を見つけ出し、無事事件を解決できるのか。
そして夕日は見れるのか・・・
今回の流れ
折檻部屋で亡くなっていた一人の僧侶は、やはり5日前から忽然と姿を消した勘哲でした。
頓哲と賢哲がさっき折檻部屋の掃除に来た時には何もなかったようですが、そこには○んでから1日近く経っていると思われる勘哲の姿があり、蘭と和葉は紅蓮髑髏の仕業で魂を吸われたんだと言い青ざめます。
しかし、目の下が窪んで唇が乾ききっている上に無精髭の生え具合から、脱水症で亡くなったとコナンがすぐに訂正します。
どこかに閉じ込められて4日間くらい飲まず食わずだったんじゃないかと付け加え、口の周りにガムテープが貼ってあった跡がついていることからおそらく犯人は閉じ込めてる間声を出させたくなかったと推理し、これは化け物ではなく人間の仕業だと蘭たちに丁寧に説明します。
続けて平次も、外は土砂降りなのにも関わらずその遺体が濡れていないことや、さっき折檻部屋に掃除に来た時に何もなかったことから、和尚・頓哲・賢哲のうちの誰かが、この寺の中のどこかに監禁して○害したその遺体を担いで階段を登って折檻部屋に運んだと推理します。
回り隠し扉のようなものはないと平次が折檻部屋の中をぐるっと歩き回っていると、床にTの字のような形で紐がピンと伸びている状態でお守りが落ちていることに気付きました。
警察を呼ぶようにコナンが賢哲に促しますが、階段を登ったところに置かれた水の入ったバケツを賢哲が蹴飛ばし階段がびしょ濡れになります。
警察が来るまで現場を荒らされないように折檻部屋の鍵は平次が預かることにし、消えた小五郎を探すことにしますが、コナンは遺体の近くに木屑のようなものが落ちていることに気付きました。
ちょうどその頃、小五郎はどこかの部屋の柱に上半身を縛られ口をガムテープで塞がれた状態にさせられており、そして気を失っていたところから目を覚ましました。
こうなった状況を整理していると、床に何かがたくさんあることに気付きます。
道がぬかるんでいるせいで警察が来るまで1時間はかかるとのことで、その間に平次は森の中で人魂と遺体を見た人がいたという話を聞こうとします。
今から1ヶ月くらい前の夕方のこと、近くの森の中の石段を人魂が登っていくのを見たという登山客が恐る恐る石段を登ってみると、上には焼○体が転がっていたという話だそう。
その遺体は、歯の治療痕から村田潤という仏像研究家だとニュースで言っていたとのこと。
昇楽寺にも来たことがあったようで、この寺の観音像を見て「とても拝む気にはなれんわい」とイチャモンをつけていたそうです。
出来の悪い仏像だったのでは?と平次が聞くと、鎌倉時代の仏師”堂慶”が彫ったとされる重要文化財にもなろうかという観音像だと和尚は説明します。
バチが当たったんだと和尚はその時のことを思い出して怒りを沸かせていると、仏像を見せてほしいと平次が頼みました。
小五郎を見つけようとお寺の中を探し回る蘭と和葉ですが、いくら探しても見つからないので再度小五郎に電話をしてみることにします。
バイブの鳴る小五郎のスマホは小五郎の尻ポケットの中。
スマホを盗られていないということは、監禁した犯人は相当焦っていたと小五郎は窺い知りました。
なんとか尻ポケットからスマホを取り出し足元に移動させることができた小五郎は、靴下を脱ぎ足の指を器用に使って自分の目の前の写真を撮ってそれをメールに添付し蘭に送信しようと試みます。
その頃和尚に連れられ仏像が置いてある間にやってきた平次とコナン。
立派な仏像を目の前にし感心していると、代々からこの寺に伝わる観音像で、日本全国からこの像を目当てに来る人も少なくないと和尚が話します。
像の管理に関しては、4人で代わる代わる毎日金庫に入れているとのこと。
勘哲がいなくなった今、管理は3人だと頓哲・賢哲が言うと、「それも今週まで」と和尚が意味深な発言をします。
一向に止む気配がない雨を見て平次がしょげた顔をしていると、お守りは見つかったのかとコナンが平次に聞きます。
折檻部屋で落ちていたのを拾ったとお守りを見せながら答えますが、その時お守りが黒く汚れていることに気付きました。
足で踏んだせいだと思った2人は、どこで足が汚れたのか思い巡らせていると、階段を駆け上がった時だと思い出します。
ちょうどその時コナンのスマホが鳴りました。
届いたメールの受信元は小五郎です。
どうやら蘭に送ろうとしたメールは操作ミスでコナンに送られたようです。
どこを探しても小五郎が見つからないと泣き崩れる蘭を和葉が励ましていると、タブレット端末を貸してくれと平次が現れます。
自分のバッグに入っていると和葉が答えると、平次は走って取りに行きました。
その様子を見た和葉は、きっと小五郎は見つかると確信し蘭を元気付けました。
その時のキラキラした平次の表情は、自分が一番好きな、謎が全部解けた時の顔だからと。
気になる点の振り返り
紐の伸びたお守り
やはり平次のお守りは折檻部屋での事件に関わっていました。
紐が伸びていたというのもトリックのヒントになるはずです。
水の入ったバケツ
片付けたはずのバケツがなぜ階段の上にあったのか。
これも事件に関わる要素となるでしょう。
3人体制の管理も今週まで
勘哲がいなくなった今、仏像の管理は和尚・頓哲・賢哲の3人となりましたが、和尚は3人体制でのかも今週までと発言しています。
これも事件と関係があるのでしょうか・・・
階段の黒ずみ
コナンと平次の靴下の裏の黒い汚れは、おそらく折檻部屋への階段でついたもの。
人魂トリックの痕跡でしょうか・・・
考察
今回の事件を紐解くための手がかりとなるのは以下の5つ。
- 鉄の玉
- 紐が伸びた状態で見つかった平次のお守り
- なぜか階段の上に置かれていた水の入ったバケツ
- 折檻部屋の中の遺体の近くに落ちていた木屑
- 階段の黒ずみ
鉄の玉は小五郎を折檻部屋に誘導するために階段から転げ落としたのか、それとも折檻部屋の中にいた犯人らしき人物が誤って落としたのか。
これに関しては見当がつきません・・・
平次のお守りはおそらくトリックに使われたものと見て間違いなさそうです。
何かに引っ掛かってたまたま折檻部屋の中に運び込まれたにしては、紐が伸びきって床に落ちている状態であることが不自然だからです。
片付けたはずのバケツが水が入った状態で階段の上に置かれていたことに関しては、おそらく階段に残った人魂トリックの痕跡を消すために犯人が用意したのでしょう。
コナンと平次の靴下の裏についた黒い汚れ(煤?)がその痕跡の一部と思われます。
木屑に関しては、人魂トリックで着火剤とした用いたのでしょうか?
本来は人魂トリックに使用するため階段にあるべきもののはずが、たまたま犯人に付着して折檻部屋の中に落ちてしまったとか・・・
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