どうも、シオ兄(@conan_sio2)です。
今回は、2023年9月6日サンデー41号掲載の名探偵コナンFILE.1118の感想と考察を書いていこうと思います。
FILE.1116から始まった平次&和葉カップリング作戦編の解決話になります。
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今回の流れ
雨が降り頻る中、事件の真相が分かったと廊下で蘭・和葉・僧侶3人の前で話す平次。
人魂が階段を登ったあの現象も、折檻部屋に突然勘哲の遺体が現れた訳も、小五郎がいなくなってどこに閉じ込められてるのかも全て解けたと。
人間業とは思えないものを全て誰かの企てと話す平次に驚く僧侶たち。
それを再現するにはアイツに手伝ってもらわないといけないと話しながら折檻部屋のある間への扉を開けると、そこにはまた人魂が階段を登っている光景が・・・
怖がる蘭と和葉ですが、階段を登りきったところには半紙と点火棒を手に持ったコナンがいました。
半紙の端にノリをつけ筒状にして床に起き、これに上から点火棒で火をつけると周りの空気が温められそれにより上昇気流が発生し、燃え残った灰はとても軽くなるからその上昇気流に乗って火がついたまま高く舞い上がると説明します。
犯人はこれを階段一段一段に並べ、その筒に階段を上がりながら火をつければ、下の段から半紙の燃えカスが舞い上がって消えて、まるで人魂が階段を上がっているように見えると平次が説明を加えます。
僧侶たちは、それだと階段に燃えカスが残るのでは・・・?と疑問を抱きますが、コナンは賢哲がバケツをひっくり返してその燃えカスは水に流されて残ってないと話します。
頓哲はバケツを蹴飛ばした賢哲を犯人だと疑いますが、誰かがバケツにつまづくように犯人が階段の際にバケツを置いたのかもしれないと平次が推理します。
それを聞いていた和尚は、その推理には一つ欠点があると話し、階段を登った先の折檻部屋には遺体しかなかったことから犯人はどこへ消えたんだと指摘します。
それに平次は、人魂トリックが解けたからこそ逆に確信が持てたと切り返しました。
あの時部屋には遺体しかなかったということは、十中八九あの部屋には隠し部屋があるはずだ、と。
お守りの紐が一直線上に伸びた状態で床に落ちていたということは、何かに押されたということ、それが扉だと話します。
隠し部屋があるのは分かっているが、扉はおろか取手のようなものもないため、扉の開け方がその時は分かっていなかったけど平次のお守りが折檻部屋に落ちていたことで扉の開け方が分かったと話すコナン。
平次のお守りが落ちていたのは、犯人が持っていた何かにくっついてここに運ばれた後、何かの拍子で落ちたと説明するコナンは、お守りの中に入っていたものを和葉に問います。
お守りの中には手錠の鎖のカケラが入っているので、それがくっつくということは犯人は磁石を持っているということ。
つまり、扉を開けるために磁石が必要で、その磁石を袂に忍ばせ折檻部屋に来る最中にお守りがくっつき、磁石を取り出す時にくっついていたお守りが落ちたと平次は推理します。
そして、ただの磁石では不審に思われるので、お坊さんが持っていてもおかしくない数珠に見せかけ持っていたと話します。
どのタイミングでお守りがくっついたか、それは、乾燥機から出して持ってくるまでの間。
つまり、乾燥機から洋服を出した時に、「ちゃんと籠に入れたのに」と言っていた頓哲が犯人だと推理します。
磁石なんか持っていないととぼける頓哲に対し、仏像を拝む時に数珠が一個はみ出して磁石みたいにくっついていたことを指摘します。
勘哲を◯害した理由は、勘哲を折檻部屋に入れる時に、隠し部屋の扉がちゃんと閉まっていなくて気付かれてしまったと、隠し部屋の中でたくさん仏像を彫っていたことを!と小五郎から送られてきた画像をスマホで見せながら話します。
隠し部屋に観音像をこっそり持ち込み、それを手本に夜な夜な彫ってレプリカと偽って売り捌いていたとのこと。
それを買った客からの評判が高いのをいいことに、本物として飾ってもバレないのではないか?と企んでいたようです。
しかし、仏像研究家の村田にバレてしまい、隠し部屋に監禁して◯害した後その遺体に火をつけて森の中の石段の上に放置し、その遺体を登山客に発見させる時に使った人魂トリックがうまくいったので、勘哲を監禁した時にもそのトリックを利用し紅蓮髑髏の呪いに見せかけたと。
そして、人魂と勘哲の遺体が突如現れるという現象を平次たちに見せ証人にしようと思い、大声を出し人魂トリックでこの部屋に平次たちを誘き出し遺体に気を取られている隙に隠し部屋から出てきてこっそり合流したと推理します。
小五郎が監禁されたのは、数珠の磁石が一個外れてそれが見つかってしまったのではないかと続けます。
平次が磁石を持っていないだろうというのをいいことに、頓哲はどこに隠し部屋があるんだと平次を問い詰めますが、タブレット端末は着脱式のキーボードをくっつけるために端っこが磁石になっているということを説明しながら、隠し部屋の扉の向こうに付いている取手に沿うようにタブレット端末を扉に当て、横にスライドさせかんぬき型の鍵のかかった扉を開けてみせます。
その瞬間、もうだめだと悟った頓哲は逃げ出しますが、平次とコナンによってすでに監禁から解放させれていた小五郎が下で待ち構えており背負い投げで対処します。
事件が解決した時には雨が上がっており、それを確認した欄は平次と和葉を夕日の見える縁側に連れていき絶好のシチュエーションを作り出します。
が、いい感じのムードになることなく平次は帰ろうかとと和葉に言い、和葉もそれに素直に答えます。
警察の調べにより、あの隠し部屋からは古びた酒瓶や盃も発見され、どうやらその昔、寺の誰かが隠れて酒を飲むために作ったあの部屋を頓哲が見つけ利用したそうで・・・
和尚が紅蓮髑髏の話を頑なに拒んだのは、来週から来る予定のお手伝いの女性たちが怖がってこなくなるのを危惧してとのことだったそうで・・・
「夏の夜は、まだ宵ながら開けぬるを、雲のいづこに月宿るやむ」
東京からの帰りの飛行機の中、紅葉は今回のカルタ大会優勝の決め手になった一首を詠んでいました。
「夏の夜はあっという間に明けてしまうから、月はどこで休んでいるのだろうか」という意味のこの歌がずっと頭の中で聞こえているようです。
ボヤボヤしていたらあっという間に時間は経ってしまうということだよねと、同伴していた伊織と話しながら帰路についていました。
気になる点の振り返り
紅葉
東京から京都に帰る飛行機の中でのシーン。
和葉が平次に対し積極的なアプローチをかけようとしていることを察知したのか、先を越されまいと何か自分も行動を起こそうという気概が読み取れます。
近いうちに、和葉ピンチ回が来そうな予感です。
考察
平次と和葉に揃って綺麗な夕日を見させることに成功した蘭でしたが、蘭の思惑に反しあっけらかんとした反応の二人。
カップリング失敗?に終わりましたが、今後の二人の恋の行方に期待です。
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